2015年1月22日木曜日

そもそもパタゴニア(patagonia)とは

イヴォン・シュイナード*パタゴニア創設以前の物語

14歳の少年がクライミングを始めたことがきっかけ


イヴォン・シュイナードは14歳でクライミングを始めていた。、狩猟のために鷹狩団体に入っていたシュイナードは、ドン・プレンティスから絶壁にあるハヤブサの巣まで懸垂下降する方法を教わり、その下降方法を気に入り、下降するだけでなく、岩を登ることを学んだ。その後ヨセミテでビッグウォール・クライミングを学ぶ。
1991年パタゴニアの葉書。大正時代の浮世絵:ヨセミテ国立公園

ヨセミテでの登攀には何百というピトンが必要だが、当時のピトンは軟鉄製で、一度打ち込んだら引き抜くことはできず、岩に放置。シュイナードはピトン製作経験のある神秘主義者ジョン・サラテに会い、繰り返し使用できるギアを自分で作る。1957年、シュイナードは廃品集積場で60キロの金床と石炭の炉、火箸、ハンマーを買い、独学で鍛造を学び始めた。

硬鋼製ピトン
ピトン(一部参照)

中古の収穫鎌で最初のピトンを作り、噂はすぐに広まり、仲間からの注文が殺到。ピトンの製造はいつの間にかビジネスとなっていた。彼は1時間に2つのピトンを鍛造し、1つ1ドル50セント(現在日本円で約60円)で販売。

完全に鍛冶屋(・。・)+


カリフォルニア州バーバンクにあるシュイナードの両親の家の裏庭に、小さな作業所を設置。しかし道具はほぼ持ち運びできたので、車に積んでビッグサーからサンディエゴまでカリフォルニア沿岸をサーフィンしながら移動。(←最高の)セッションの後、金床をビーチに引っ張りだして冷たがねとハンマーでピトンを鍛え、それから次のポイントへ向かうのが日課だった。

ビッグサーからサンディエゴまで約740km(通常運転で8時間)

数年、冬場にピトンを製造し、4月から7月はビッグウォール・クライミングに励み、真夏はアルプスの山に向かい、秋に再びヨセミテに戻り、初雪が舞う11月までクライミングを続けた。車の荷台でギアを売りながら進んだが、儲けは少なく、1日50セントや1ドルで暮らす。ロッキー山脈に出発する前、彼はキャットフード用マグロ缶詰のアウトレットを大量のを買い、オートミール、ポテトそして自ら捕まえたジリスやヤマアラシとともに食べた。

ネコ缶?!生きる力は心身ともに強力なエネルギーとなっていたようだ
※モデルは元ランドアーススタッフ、ランちゃん


ヨセミテではキャンプ期限を過ぎると、シュイナードと仲間はレンジャーの目から逃れようとキャンプ4付近のボルダーに潜伏するため、「バレー・コン」と呼ばれていた。岩や氷を登ることに経済的価値がまったくなく、そして自分たちが反逆児であるということに誇りを持っていた←身近によくいる(*。*)笑



シュイナード・イクイップメント

シュイナードのギアは急速に需要を増し、1965年、クライマーの、鋭い美的感覚を持ち合わせたトム・フロストとパートナーシップを結び、シュイナード・イクイップメントを経営。その9年間に、ほぼすべてのクライミング・ギアをシンプル性、軽量性、耐久性、機能性のあらゆる面で改良。二人はクライミングに行き、既存のギアを改良する新たなアイデアを持って戻ってきた。



1970年までには、米国最大のクライミング・ギアのサプライヤーとなっていたが同時に、岩を傷つけ、自然に害を与える張本人となっていた。クライミング人気はますます高まり、人気のルートにクライマーが集中し、岩の破損を目の当たりにしたシュイナードは、ピトン製造から手を引くことを決断。当時ビジネスの多くを占めていたピトン製造を止めることは非常に大きなリスクを伴ったが、岩を守るためには必須の決断。

アルミチョックの発表

しかし幸運にも、ピトンに変わる道具がありました。1972年に発行した最初のシュイナード・イクイップメント・カタログで、ハンマーを使わず手で岩に押し込んだり抜いたりできるアルミのチョックを発表。
アルミのチック(参照)



キーワードは『クリーン』。ナッツとスリングだけを使用して登ることをクリーンクライミングと提唱したい。ピトンを繰り返し打ち付けたり、引き抜いたりせず、次のクライマーがより自然な形で岩を経験でき、またクライマーのプロテクションがほとんど痕跡を残さないからクリーンである。つまり岩の形状を変えないことであり、人間が本来のクライミングに近付く第一歩でもある。」とシュイナード氏。カタログ発送後、ピトンの売り上げは先細りとなり、チョック製造が間に合わないほどの早さで売れ始めたようだ。
パタゴニア創設者:イヴォン・シュイナード氏

スタッフのつぶやき
環境に与える悪影響を最小限に抑え、無駄を省き『完全』に近づくこと。というところから、現在のパタゴニアの製品に繋がってゆきます。素材や機能性を重視した根源がここから始まっていますが、パタゴニアブランドに至るまで、また長くなりますので本日はこの辺りで・・・

いつもブログご観覧頂きありがとうございますm(__)m
私もブログを投稿する度に、パタゴニア製品に限らず、地球上で生きていく上で、最も必要とされるひとつひとつの行動を、再確認・再認識させられます。

小さなきっかけで、ひとつの行動で、必ず変化は訪れます。皆様の身の回り、あなた自身の根っこを覗いて見てください。今後とも末永くO・D・DEPTを見守り願います。

心より感謝

ODDEPTスタッフ 山本



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